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モバイルバッテリーで有名なAnkerから発売されている、最大140W出力に対応したモバイルバッテリー「Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)」を1年半ほど使用したので紹介していきます。
Anker 737 Power Bankとは
Anker 737 Power Bankは、最大140Wの超高出力に対応したモバイルバッテリー。またバッテリーへの入力も最大140Wに対応しているので、モバイルバッテリー自体の充電も短時間で行うことが可能です。バッテリーの容量は24,000mAhでMacbook Proなら約1回、iPhone15なら5回以上の充電ができます。USB PDは3.1に対応、またバッテリー本体にディスプレイがついていて、現在のバッテリー残量、出力W数、入力W数、バッテリーの温度などをリアルタイムで確認することができます。
現在はこの737 Power Bankの他にも「Anker Prime Power Bank」というシリーズが発売になっています。新しいモデルは置くだけで充電ができる「Anker Charging Base」という充電ベースも発売されています。(737 Power Bankは非対応)
パッケージ・外観
パッケージは最近のAnkerの高級ラインで取り入れられているグレーを主とした高級感ある箱に入っています。パッケージでも140wの入出力をアピールしています。
同梱物はシンプルで、バッテリー本体、140w対応USB-Cケーブル(0.6m)、取扱説明書、スリーブケース。
本体重量はバッテリー単体で実測633gとなっていて、手に持つとずっしりとくる重さ。ただこの737 Power Bankに限らず、20,000mAhを超えてくるモバイルバッテリーは重量は目をつぶる部分かとおもいます。
搭載されているポートは、USB-Cポートが2つ、USB-Aが1つ。それぞれのポートの出力は使用するポート数によって異なり、以下のようになります。
USB-C 1 | 最大140W |
USB-C 2 | 最大140W |
USB-A | 最大18W |
USB-C 1 | C1+C2で合計最大140W |
USB-C 2 | C1+C2で合計最大140W |
USB-A | 最大18W |
USB-C 1 | C1+C2で合計最大122W |
USB-C 2 | C1+C2で合計最大122W |
USB-A | 最大18W |
スマートディスプレイが便利
このモバイルバッテリーの特徴の1つでもあるスマートディスプレイ。よくあるLEDのインジケーターより正確に情報が分かり、嬉しい機能。
側面のボタンを一度押すと、スマートディスプレイが起動。ボタンを押すごとにバッテリー残量→バッテリー状態→オートスクリーン機能 ON/OFFと切り替わります。
バッテリーの使用回数や、スクリーンを何回使用したかまでわかります。ここでバッテリーの温度を確認できますが、やはりMacBookなどを充電していると温度がかなり上がっていくのが確認できます。
一定時間経つと、ディスプレイを自動でOFFにしてくれる機能があります。
公式HPにも「液晶ディスプレイが起動していると、24時間で約15%のバッテリー消費が発生します。本製品を使用していない際には液晶ディスプレイをオフにしておくことをおすすめします。」と記載があるので、基本的にはオートスクリーンOFF機能はOnにしておくと良いと思います。
充電中の表示が分かりやすい
バッテリー本体に充電時は、スマートディスプレイに入力W数、バッテリー残量、残りの充電時間が表示されています。これがある事で、あと何分でバッテリーの充電が終わるか判断でき、出かける前に非常に助かります。
また、パススルー充電にも対応しているので、外出先で電源が確保できる場合はバッテリーの充電とデバイスの充電をそれぞれ行うことが可能。コンセントが一口しかないカフェなどでも、デバイスとバッテリー同時に充電ができるのは便利です。また電源タップなどを持っていなくても、PD対応の充電器を1つ持っていれば良いのもパススルーのメリットです。
またそれぞれのUSB-Cは、PPSにも対応しているので、Galaxyなど対応しているデバイスでは超急速充電が可能です。
Soundcoreのトラベルケースがジャストフィット
Ankerのオーディオブランド、Soundcoreが販売しているBluetoothスピーカーケースが、この737 Power Bankにぴったりです。
スピーカー収納部分にバッテリーがピッタリ入り、反対側にはケーブルを収納するのにちょうどいいメッシュポケット。
現在は、付属してきた140W USB-Cケーブル、100W対応USB-Cケーブル、Type Aの3in1ケーブルの3つをこのケースに入れてバッテリーと共に持ち歩いています。カラビナは使うことがないので、外しています。
機内持ち込みにも対応
また飛行機での出張などの際も、機内持ち込み可能なのでLCCなどコンセントが使えない機体でも、スマートフォンやタブレット、PCへの充電が可能です。
ただ、大容量バッテリーの影響か保安検査で引っかかることが多い印象でもありますが、背面にバッテリーの詳細情報が記載してありますので、そちらを提示すれば問題なく持ち込みできます。
コンセントや電源を探すという手間をなくす
この737 Power Bankを購入するまでは、外で作業する際はできるだけ電源を使用できる施設を探して利用していましたが、この製品を導入してからは、どこでも作業することが可能になりました。
同じAnkerシリーズの「733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)」も使っているのですが、これだとM2のMacBook Airだと1回充電できるかできないかといったところ。メールや資料作成程度であれば問題ありませんが、映像編集や、オンラインMTGなどを使用しているとみるみるバッテリーが減っていき、長時間の作業は不安になります。
もちろん重さというデメリットはあるものの、持ち歩くデバイスの中でも一番充電要求の高いMacBook AirやMacBook Proを急速充電できるというその安心感を持ち歩けるというだけでこの製品を導入して良かったと思えるポイントです。
また最近では自然災害なども増えてきて、いつどこで何が起こるかわからない状況ですが、このバッテリーがあれば数日間はスマートフォンなどを充電できると思うので、持ち運べるポータブル電源の感覚で常にバックパックに入っています。
Anker 737 Power Bankの価格はAmazonで19,990円。値段だけを見るとハードルが高く感じますが、コンセントなどをいちいち探す手間から離れたい、どこでも作業がしたい、万が一の非常時にとても心強いという点を考えると元が取れると思います。また頻繁にクーポンが出ているので、実際はもう少し安く購入できると思います。
外出先や普段とは違う環境で作業をする事が多い方にはぜひ一度試していただきたい製品です。